2019.07.09公開。
戦闘中に射精した矢後くんとそのパンツを洗ってあげる久森の話。
地元・東エリアでのイーター討伐を終え、後はALIVEへ報告をして帰るだけだった。指揮官にチャットで連絡を入れようと久森がスマホを取り出していると矢後がいきなりのたまった。
「お前んち寄っていい?」
「いきなりなんですか。別にいいですけど、あの、報告の後でいいですか?」
スマホに目を向けたまま、久森が答えると矢後は嫌そうに眉間にしわを寄せて、こう続けた。
「出た」
「えええ……またですか?」
矢後の報告に久森はドン引きすると大きなため息を吐いた。 股間を見てみれば、まあ学ランの色が「濡れました」とばかりに変わっている。
矢後の言う「出た」というのは精液のことである。バトルジャンキーの矢後は戦闘で興奮すると本人も知らない間に射精をすることがままあった。例え、相手が矢後でも下着を替えないと気持ち悪いだろうし、仕方がない。
「分かりました。一旦、うちに寄りましょう。それから萌黄さんに連絡しますから」
「おー、頼むわ」
「前のやつ、洗濯しといたんで」
「お、ありがとよ」
シェルター内の人間が戻ってくる前に寮に戻らねば。二人は少し足早に学生寮に向かった。
べっとり精液がついた下着を久森は洗っていた。出すものを出した本人は勝手にベッドで寝ている。
舎弟たちならば喜んでニコニコしながら洗うのかもしれないが、久森はだいぶ不機嫌である。何が悲しくて後輩の自分が矢後のパンツを洗わねばならないのか。そんな疑問が生まれるが、前のときもそんな疑問を抱きながらパンツを洗っていた。なんだかんだで自分も舎弟と同じなのかもしれない。
190709
